東京都中央区オフィスビルにてD点検整備を実施しました

防災への備えがますます重要視される昨今

東京都中央区の大型オフィスビルにて非常用発電機のD点検整備を実施しました。

負荷試験を実施する前に、予防保全として消耗品の交換整備と燃料系統の試験を行いました。

 

 

 

 

 

 

初日に実施しましたのは、冷却水1000ℓの交換です。

クーリングタワー方式になっており、屋上のタンクから地下の発電機まで冷却水が循環する仕組みです。

 

 

 

 

 

まずは地下のバルブを開放しポンプで吸い上げた古い冷却水を用意したドラム缶へ抜き取ります。

200ℓのドラム缶5本の抜き取りだけで3時間近くを要します。

 

 

 

 

 

次は屋上へ移動し、ロングライフクーラント(LLC)をタンク近くまで運びます。

原液のままなので、タンク近くで30%に希釈しバケツリレーで

 

 

 

 

 

挿入口へ流し込む作業です。

これも3~4時間を要しますので、冷却水交換チームと整備チームの二手に分かれて作業をします。

 

 

 

 

 

フィルター類の交換

 

 

 

 

 

オイルも交換していきます。

 

 

 

 

ベルト交換

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消耗品の交換が終わりましたら燃料系統の試験を行います。

 

 

 

 

燃料噴射ポンプの噴霧試験

正しい数値で噴霧されるか、ひとつひとつのバルブを取り外し

試験器を用いて検査とデータ取りをしていきます。

 

 

 

 

 

ターニング、タイマーの調整

 

 

 

 

 

バルブクリアランス調整

クリアランスが1mmでも狂うと排気色の異常やエンジン出力低下になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電気・制御・蓄電池のデータ測定

 

 

 

 

 

試運転時には排気色の確認、自動始動までの時間計測、復電後の停止時間、エンジン音、温度などを計測します。

始動渋滞など、正しく警報が表示されるか警報試験を行います。

無事に今回のD点検整備は完了です。

 

負荷試験を実施する前に

整備をされていない発電機は、いきなり負荷を掛けると重大な故障を招きます。

「普段使用していないのに?」

消耗品は使用頻度に関わらず、経年劣化し本来の性能を保つには

期待寿命を迎える前に交換整備をしなければ、非常用発電機はイザというときに動いてくれませんので

 

【故障する前に直す】予防保全が非常用発電機の場合は重要です。