【非常用発電機のエンジンが掛からない】劣化した燃料の固着

劣化した燃料は非常用発電機の燃料系統に故障を招きます

非常用発電機のエンジンがかからなくなった、始動用蓄電池(バッテリー)交換をしたのにエンジンが動かない

セルモーターにも異常がない

エンジンが動かない原因のひとつに燃料噴射ポンプの固着が考えられます。

燃料噴射ポンプが固着する原因

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燃料噴射ポンプ

ディーゼルエンジンを動かすためには、燃料を加圧しなければなりません。

燃料噴射ポンプとは燃料を加圧しエンジンへ供給する役割を担います。

非常用発電機は、常に動いている機械ではないため、大半の時間は止まっています。

定期点検でエンジン始動があまり行われていない、ノーメンテナンスの状態が長く続いた場合には劣化燃料による不具合発生の可能性は高くなります。

今回の燃料噴射ポンプでは

劣化した燃料が 長期間に渡りそのまま同じ場所に滞留が続いたため、燃料噴射ポンプ内にある燃料噴射プランジャーが固着をしていました。

燃料噴射ポンプが固着をしていますと、蓄電池を交換してもエンジンに燃料供給をされないため、エンジンの始動はできません。

固着した燃料噴射ポンプの修理

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非常用発電機の燃料噴射ポンプ取り外し
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燃料噴射ポンプ整備

固着した燃料噴射ポンプは持ち帰って内部をすべて分解します。

パーツひとつひとつをすべて取り外し、消耗品の交換と洗浄を行います。

オーバーホール整備を行います。

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オーバーホール後の燃料噴射ポンプ

今回の燃料噴射ポンプのオーバーホールの期間は7日間です

燃料噴射ポンプO/Hの結果

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整備完了後、正常運転を確認

燃料噴射ポンプの機能は回復し無事に正常運転可能となりました。

今回の整備では燃料噴射ポンプのほかに、ラジエーターも本体から水漏れをしていたため、ラジエーターコアの交換、オイル、冷却水、各種フィルター、燃料交換を行いました。

燃料噴射ポンプのO/H費用(価格)

費用の目安 200,000円~

非常用発電機の容量、設置場所などにより変動します。

燃料噴射ポンプが故障しないための予防

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左 新しい軽油 右 品質劣化した軽油

定期的に試運転を行い固着を防ぎます。

軽油は6年に一度、搭載燃料を入れ替えます。

燃料も時間と共に品質劣化をします。

非常用発電機は、搭載されている燃料を使い切ることが稀です。

継ぎ足しを重ねて設置から現在まで燃料交換をしたことがない場合が多くあります。

品質劣化をした燃料は燃料噴射バルブの固着以外にも、燃料系統の不具合や燃焼系統への不具合を招く悪影響を及ぼします。

非常用発電機はノーメンテナンス状態が最も危険です

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非常用発電機の燃料噴射バルブのメンテナンス

エンジンを搭載している機械は動かしている方が良好な機器状態を保ちます。

非常用発電機もディーゼルエンジンを搭載しているので同じです。

しかし頻繁に動かすことはできないため、消耗品や部品は経年劣化しやすくなります。

使用頻度を問わず、専門会社による点検メンテナンスを行うことで、設置から時間が経過した非常用発電機も、長く良好な状態を保つことができます。

非常用発電機のランニングコストを抑えるには、故障する前に予防する

予防保全整備のメンテナンスを1年に1度行うことをお勧めします。

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