非常用発電機の連続運転時間

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非常用発電機は何時間連続して動かせるの?

 

 

 

 

 

 

温暖化による台風接近の増加や、大規模水害、大地震など

長時間の停電が心配される要因は近年増えてきました。

特に山間部で事業を営まれている会社様においては

周辺地域に停電が生じますと、まずは住宅密集地から復旧工事が入りますので

どうしても復電までの時間が多く掛かってしまいます。

そこで弊社でも納入したお客様より首題のお問い合わせを頂くのですが

まず運転時間においては

非常用発電機の仕様は長時間仕様であることを前提に

①搭載の燃料タンクと消費燃料

搭載燃料÷消費燃料より停電時間が続くようでしたら

燃料を適宜補給をします。

 

そして忘れがちですが

非常用発電機はエンジンを動かしながら潤滑油も少しずつ消費しますので

③オイルパン有効容量÷潤滑油消費量

搭載しているオイルパンにより前後しますが

オイルパン有効容量が8リットルの100kvaクラスの場合

1時間あたり0.1リットル消費するとして連続運転80時間が目安になります。

但し、80時間を保証しているものではないので

オイルゲージでHとLのオイル量を見て、Lに近い場合には

エンジンを30分程度止めて、オイルを補給します。

 

オイルの粘度

 

 

 

 

 

 

一般的にディーゼル発電機のオイル粘度の多くは「10W30」です。

長時間動かせるのは予防保全がしっかりされている場合のみ

 

 

 

 

 

 

 

 

非常用発電機は普段動かしていない分、まったく機器状態に変化がないように思われますが

オイルや冷却水、フィルター類、ホース類やベルト類、蓄電池、ヒーター部品など

経年劣化による品質の低下にともない見た目では分かりにくくても、正常な運転には支障を来たします。

メーカーが定めた推奨期間で適宜交換をしなければ、長時間運転には耐えられません。

例えば、オイルはその名の通り、高速で運動するエンジンのシリンダーが円滑に動くために

適正粘度を保った状態のオイルでなければ、粘度不足によりシリンダーの破損や摩擦熱を吸収できず

エンジンに損傷を与えてしまいます。

不凍液の冷却水(LLC)も錆止め効果が無くなれば、ラジエーターやヒーターなどの腐食につながります。

ベルトやホース類はゴムで出来ているので、時間の経過と共に適度な弾力を失いカチカチになってベルト切れや水漏れを

引き起こします。

エンジンオイル、冷却水は1~2年での交換推奨とされており

長期間、消耗品の交換や保全整備をされていない発電機は正常な運転が望めない結果となります。

大切な人命や資産を守るために存在する非常用発電機について、いざという時に安心して使えるために

年に1回の点検と保全整備に弊社では力を入れています。

 

 

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