中古の防災用非常用発電機を購入されるリスクとリターン

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中古の非常用発電機を使用するリスクとリターン

弊社に寄せられるご要望の中で
「中古の非常用発電機を探している」というお声はときどき頂きます。

結論

 

防災用途なら中古品はできる限りお勧めできません

防災用負荷が付かない、自社設備へ任意で付ける場合は状態によっては安価に手に入る場合もあります。

但し、非常時や停電時に自動切替で発電した電気で資産を守るような場合には

点検時しか動かしていないから良好な状態を保っているという事はありません。

必ず年1回はメンテナンスをしないと、消耗品(オイル・冷却水・ベルトやホース類など)の劣化が周辺部品の摩耗を早めます。

ここで

中古の非常用発電機を再利用される際のリスクとリターンをまとめてみます。

 

リスク(デメリット)

 

中古の非常用発電機が発生する背景

状態の良い非常用発電機はなかなか見つからない

中古として出るからには
当然、不要となる理由が存在します。

新しい非常用発電機が必要となった

設備を増やしたために、容量が足りなくなった

ビルの取り壊しが決まった

テナントの移転に伴い既設の発電機を除却する必要が生じた

古くなったために、修繕費用がかさみ更新した方にメリットがある

補修部品が生産終了しており、修繕できないためやむなく更新

など

中古非常用発電機が発生する年式

 

発生頻度の割合ではおおよそ、1(比較的新しい):9(更新時期を迎えた古いもの)となります。

 

設置申請に必要な書類がそろわないリスク

 

設置申請に必要となる書類が揃わない場合がある

単線結線図や出力計算書など消防申請に必要となる書類が出ない

メーカーから購入する際に出てくる書類ですが
中古売買のため、メーカーからの協力は得られません。

パッケージの中に仕様書や単線結線図が収納されていない場合には入手できる可能性は低くなります。

防災負荷(消火栓ポンプやスプリンクラー)の用途で中古利用と考えている場合
この書類が出ないリスクを予め頭に入れておく必要があります。

まとめ

中古利用の際は
短期使用の想定であればメリットが出る場合もあります。

例えば
ビルの建て替えを3年以内に予定されており
それまでのつなぎとしてであれば、ある程度の整備費用を掛けても
初期投資の安い中古でもよいかと思います。

注 消防申請の書類が揃う、施設の必要負荷が出力計算で対応できる場合に限ります

一方
ただ安価である事を念頭に、長く使いたい場合は
その後の整備費用(ランニングコスト)と補修部品の生産終了時期がいつ来るかの
根本的リスクを想定しておきませんと、のちのち高くつくことになりかねません。

 

付帯工事は新品も中古も同じ費用を要します

 

本体(初期投資)が安くても
整備・据付・接続工事・運搬費用など、実際に使用できるまでの

付帯工事の費用は中古でも新品でも変わらないため
全体的にみると本体が安価になった割合は下がってしまいます。

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