非常用発電機のガバナ(調速器)の役割

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ガバナとは?

 

エンジンの回転速度を一定に保つ役割を担います。

発電機の回転数とエンジンの回転数は同期(同じ回転数で合わせている)しています。

発電機の先にある負荷が作動した場合と、その負荷の使用を止めた場合では

負荷が急激に変わるためエンジンの回転速度が大きくブレる形となります。

車で例えると、急な坂道を進んでいる状態のアクセルを、そのまま平坦な道になっても同じ踏みしろでアクセルを踏んでいると

急にエンジンが回りすぎて危ないですよね。

そこで坂道が終わって平坦な道になったら、自動車はドライバーが適正なアクセルに戻しますが

発電機の場合にはドライバーがいないので、このガバナがその調整をする役割を担います。

 

ガバナの種類

 

ガバナは機械式と電気式(電子式)、油圧式の種類があります。

非常用発電機(停電時などに使う発電機)は

構造がシンプルであるために故障するリスクが低い機械式が多く採用されています。

常用発電機(ピークカットや大きな動力源を使うときに電力を自家発電する)は

複数の発電機と繋げたりする同期運転など繊細な調整が機械式には難しいものが可能となるため、電気式が主流です。

電気式のメリットはこの他にも細かい制御が出来るために燃費向上にも役立ちます。

 

ガバナによる設定周波数の微調整

 

エンジン回転数は周波数に比例します。

例えば、4ポールのエンジンの場合、60HZ帯で1800回転、50HZ帯で使用する場合の設定は1500回転になります。

2ポールのエンジンでは、60HZ帯で3600回転、50HZ帯で3000回転です。

50HZに比べ60HZはエンジン回転速度が早くなり、エンジンと同期している発電機もそれに比例して定格出力は60HZの方が大きくなります。

 

設定周波数の微調整

 

定期点検時には、設定周波数の確認も行います。

非常用発電機は停電時など、万が一の時に正しく負荷機器を動かす役割を担います。

設置されている負荷機器も、設定周波数があるため

もし非常用発電機側の設定周波数に誤差がある場合には調整をします。

 

写真で分かり難いのですが

60hz帯で使用する非常用発電機の設定が

58hzに誤差が生じていたため、61hzに調整しました。

58hzのまま放置しますと、最悪の場合は接続負荷機器が正しく作動しないリスクが生じます。

60hz帯の設定を61hzとしたのは

始動電流による若干の電圧低下を考慮し、+1の余裕を持たせています。

 

この周波数の微調整もガバナによるエンジン回転数の微調整で行っています。

 

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  1. 2018年 3月 01日

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