目詰まりしたラジエーターの洗浄

目詰まりしたラジエーターは冷却機能が低下し
一定の温度を越えますと発電機の制御が水温異常を検知し緊急停止が作動もしくは
最悪の場合エンジンのオーバーヒートに繋がります。

非常時に使うものだから整備が重要

普段、運転をしない機械であり
通常の点検時には5~10分程度しか動かすことがないため

少し汚れているな、程度の認識ですが
冷却機能が低下したラジエーターをそのまま放置しておくと

停電したイザというときに
水温異常で緊急停止もしくはオーバーヒートになっては
元も子もありません。

目詰まりする要因

エンジンのホース類などからオイルがにじんでいる場合
ラジエーターがそのオイルと一緒に空気中の埃を吸込み付着が進みます。

この他には
埃や油の飛散が多い環境においても同様です。

目詰まりしたラジエーターを洗浄

やり方
ラジエーター本体を取り外し、市販の油汚れを落とす洗剤を噴射

油が浮きあがってきますので、そこへ高圧洗浄機(ホームセンターなどでも購入出来ます)で徹底噴射

一度ではしつこい汚れは取れませんので
この作業を何度も繰り返していきますと、次第に目詰まりが取れていき

最後は完全に向こう側の景色が見えるまでに回復します。

仕上げ

コンプレッサーで余分な水分を飛ばします。

錆止めとしてコーティングを施して完成です。

このコーティングをしっかりとやらないと
錆びやすくなりますのでご注意下さい。

ラジエーター内部も忘れず洗浄

ラジエーターの冷却水に使うロングライフクーラント(以下LLC)も
1年を経過しますと錆止めや凍結防止成分は失われていきます。

定期的に交換をしないと
例え発電機を動かしていなくとも、ラジエーター内部で錆の腐食が進行していきます。

先ほど、目詰まりを洗浄したラジエーターも長期間、LLCを交換していないため
内部で錆がこびりついていました。

内部を洗浄する方法は
上部の入り口から水圧を少し上げた水を注入し出口から出していきます。

写真の通り
内部の錆が付着した水が吐き出されていきます。

これを色が薄くなるまで繰り返していきます。

ラジエーター周辺も洗浄

目詰まりしたラジエーターがあるということは
冷却ファンも汚れている可能性が高いので

ラジエーター本体を外したらファン本体も洗浄します。

洗浄の仕方は換気扇と同じ要領

油汚れを落とす洗剤をファンに噴射し
浮き上がったところからウエスで拭き取ります。

仕上げにパーツクリーナーでしっかりと仕上げ拭きをすれば完成です。

実際の冷却効果は?

洗浄前の冷却温度

ラジエーター入口温度 65度 出口温度 41度 冷却温度 24度

洗浄後の冷却温度

ラジエーター入口温度 64度 出口温度 29度 冷却温度 45度

大幅に機能回復

データの通り、冷却機能がほぼ2倍に改善されました。

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